感染症科

感染症科の紹介

京都府立医科大学附属病院は京都府で唯一の第一種感染症指定病院であり、またエイズ拠点病院にも指定されています。
これらを含む感染症診療の充実のため、2014年度より感染症科が開設されました。
また2015年6月には、海外渡航される皆さま方の健康をサポートするため「渡航ワクチン外来」を開始しました。
私たちは、日々発信される感染症の最新情報をいち早く現場に取り入れ、最適な医療を提供できるよう心がけています。

感染症科 渡航ワクチン外来のホームページはこちら

(リンク先:https://www.h.kpu-m.ac.jp/doc/for-patients-and-visitors/specialty-outpatient/vaccine.html

診療内容

感染症外来

当院感染症科外来では輸入感染症(マラリア、デング熱、渡航者下痢症など)やHIV・AIDSを中心に診療を行っています。
昨今、日本人の海外渡航者数は急速に増加しており、平成26年には約1700万人もの邦人が海外に出国しています。
一方、海外で感染症にかかる事例も散見され、耐性菌感染症や熱帯病(カルバペネム耐性腸内細菌科細菌、マラリア、デング熱、寄生虫感染など)は大きな脅威となっています。
これらを適切かつ迅速に診断することは感染症指定病院の責務と考えますが、当科では臨床検査部と連携をとり、各種迅速検査、培養検査、遺伝子検査等を駆使して早期診断に努めております。

また当院はエイズ拠点病院として、より充実したHIV・AIDS診療を実施するため基盤整備を実施しました。
HIV感染症は未だに治る病気ではありませんが、昨今の治療薬の進歩により「HIV感染症=死の病気」ではなくなり、慢性的な感染症として位置づけられるようになっています。
したがてHIV・AIDS患者さまが長期に安心して療養できるよう、当院では専門の医師が、薬剤師・社会福祉士を含む多くの関係者と綿密に連絡をとり、
病気のコントロールだけでなく社会的・精神的にもサポートを行っています。

渡航ワクチン外来

海外旅行や海外赴任者のためのワクチン接種を行っています。当院では国産ワクチンのほか、輸入狂犬病ワクチン、輸入A型肝炎ワクチン、輸入腸チフスワクチンも取り扱っており、幅広いニーズにお応えすることが可能です。

  • 診療内容渡航者相談

    ワクチン接種のため来院された方に渡航先の医療事情や感染症情報を提供いたします。

  • 診療内容予防接種

    輸入ワクチン[A型肝炎(HavrixR)、腸チフス(Typhim ViR)、狂犬病(VerorabR)]を中心に、各種国産ワクチンも準備しております。

  • 診療内容マラリア予防についてのアドバイス

    マラリア予防薬(メファキンR、マラロンR)は常備しておりませんが、個別に相談のうえ院外薬局での処方が可能です。

  • 診療内容証明書の作成

    ワクチン接種証明書(英語、日本語)を作成いたします。

なお以下の業務は行っておりません。ご注意頂きますようお願い申し上げます。

  • 20歳未満のワクチン接種業務
  • 健康診断業務
  • 高山病予防薬の処方

予約受付時間:月曜日~金曜日 9:00~16:00(祝日除く)

受付電話番号:075-251-5134

(つながりにくい時間帯がございますが、その際には後ほどおかけ直し下さい)



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